活動報告

前職のタツタ電線にて、KPCマネジメントスクール向けに講話を行いました。

公益財団法人 関西生産性本部のKPCマネジメントスクール2017 技術・イノベーションマネジメントコースのインタビュー調査訪問先としてご来訪・ご見学いただきました。

私が本年6月まで在籍したタツタ電線株式会社において過去2年間、本企画の見学先としてご指定を受けましたが本年度もご依頼を頂戴し、京都府木津川市に所在する学術研究都市内に創設したタツタテクニカルセンターの見学案内と電子材料を主とする新規事業の足跡についての体験談をお話ししました。

KPCマネジメントスクール2017のホームページです。

http://www.kpcnet.or.jp/jinzai/MS2017real-guide.pdf

 

(以下は上記ホームページからの引用です。)

■ タツタ電線㈱ 特別顧問 橋本 和博 氏(所属・肩書はお受けした当時のものです)

講話テーマ「新規事業・新商品開発の要諦」

東大阪に本社を構える総合電線メーカーのタツタ電線。電線・ケーブル事業を基盤に発展してきた同社の収益の柱の一つを新事業分野である電子材料事業が担い、スマートフォンなどに使われる電磁波シールドフィルムで高い市場占有率を有している。同社の電子材料事業を長く率いた経験をお持ちの橋本氏より、本業で培った技術やノウハウの昇華・融合が電子材料事業に結びついた経緯や、製造業のあり方、新事業開発とそれを担う人材の要諦などについてお話しいただくとともに、京阪奈学研都市にある同社テクニカルセンターおよび機能性フィルム工場を見学させていただく予定。

 

KPCマネジメントスクール2017

技術・イノベーションマネジメントコース

 

<本年度プログラムの特長>

【①】「実践的なMOT(技術経営)講義」と「実務家による実践例」(ライブケーススタディ)

(1)単に体系的にまとめられたMOT(技術経営)の理論を学ぶのではなく、企業の現場で生きる「技術・イノベーション」のマネジメント力に必要な知識をコーディネータやゲスト講師からの講義とディスカッションを通じて習得する。

(2)技術・イノベーションにより成長を遂げている企業の実務家による事例紹介(ライブケーススタディ)を通じて具体的な取り組みのあり方を考える。

 

≪主な講義・ライブケーススタディのテーマ≫

・テクノロジーマネジメントの意義・構造、オープンイノベーション、コア技術戦略からピボット戦略へ、製造業におけるサービサイゼーション、商品開発プロセスと事業システムおよび組織間の関係、コンカレント型開発とIT 活用、アンゾフ・マトリクス、新規事業創出、事業ドメインと3C など

 

【②】「グループ研究」と「インタビュー調査」

・参加者各自・各社の課題認識をもとにグループを編成し、グループメンバーやコーディネータとの議論を通じて技術・イノベーションの成功事例を読み解き、成功を獲得するための仮説を自ら立て、それを成し遂げた企業の経営幹部や実務家本人へのインタビュー調査を行うことにより検証する。自らの言葉で検証して直接当事者の話を聞くことにより、知識だけでなく行動への内発的な動因も生む実効性の高い学びを得る。

 

【③】「他社人材との議論」と「人脈形成」

・全体討議とグループ討議を「合宿例会」「交流会」を通じて幾度も重ねることにより、将来に繋がる人脈を形成する。

・「他コース参加者」とともに学ぶ数回の合同セッションを通じて、異なる立場の見解を議論に持ち込み、研究内容と自社実践の具体策に磨きをかける。

 

写真上:正面玄関にて(前列左から二人目)

 

写真下:構内の見学(左から4人目)