ごあいさつ

培った経験値を次の世代へ。それこそが私の使命。

私は、タツタ電線株式会社(一部上場、業歴70年、製造業)に42年間奉職し、うち当初の12年間は本業である電線の生産技術部門と販売部門を歩み、その後は30年余りにわたって新規事業創出に従事しました。
その間、電子材料分野の中の導電性銅ペーストを始めとする金属ペーストや、スマートフォンなどの電子機器に不可欠な電磁波シールドフィルムにおいて新市場創出を達成。この経験を請われて取締役在任当時より公益社団法人 関西経済連合会様や関西生産性本部様を始めとする各種団体、上場・中堅企業様、大学、専門学校から講演を依頼されるようになりました。2017年6月、タツタ電線を退職後、株式会社橋本塾を設立。顧問先や講演依頼先に対し30年間の「経験に基づく談話」や「マーケティング活動の実践」について学術的講義ではなく経験に即したサポートを行っております。

私は大学の教授ではありませんし、高名なビジネスコンサルタントファームの所属経験者でもありません。一介の企業内創業者です。経験から合理性や独自の思考に落とし込むため、社名も〇〇コンサルタントではなく、あえて「塾」としました。上から目線ではなく、新規事業の「道場」として共に考えていきたいと思っています。

新規事業は何といっても根気です。一に根気、二に根気と言っても良いくらいです。そして、新規事業成功に必要な条件は、経営トップから末端の社員までが新規事業が重要なものだと認識していること。次に、経営者と新規事業リーダーが優れた人材であることです。加えて具備すべき条件は、好奇心が旺盛である人。また、他人が“苦労”と考えることを“冒険”と捉えることができる人です。

反対に不向きな人とは、常に電卓頼りで管理一辺倒な人。短気ですぐに成果を求める人。”社内ルール優先なら失敗も仕方なし“と考える短絡的な人。自分自身に事業経験が無い人。自社の製品やサービスを知らない現場未踏の人、等々です。

新事業創出で船出するには、海図と六分儀とコンパスが必要です。私の経験は、不完全ながらその一部を提供することができると思っています。なぜなら私は皆様方に先行して、未知なる冒険に船出し、死なずに帰還した経験を持つからです。しかも、その船に成果物を乗せて。

新事業創出の第一歩は初歩的ミス(ケアレスミス)を防ぐことから始まります。同時多方面に初歩的ミスの予見と対策を検討し、実践することで大航海の成功確率を少しでも高めることが肝要です。

私は丘の上で講義するタイプではありません。30年間の実践航海者です。航海、すなわち実戦経験に基づき語ります。しかし、皆様方各社、各人の冒険は様々です。私の経験が通じない場合も多くあると思いますが、まずは経験談を聞く価値はあると自負しています。元気がなくなった日本の製造業と日本の起業人のために少しくらいはお役に立てると思っています。
中堅企業経営者や大手の企業内ベンチャーを託された皆様、ぜひお気軽にご相談ください。

活動履歴(前職での活動を含む)

一般企業(敬称略)
  • IDEC株式会社
  • 旭有機材株式会社
  • 帝人フィルムソリューション株式会社
  • 株式会社クレハ
  • その他
  • 中小企業経営支援数社